かき氷が食べたい。

機械学習、人工知能、python

反対の方向からやって来る人

この間、大学の帰り道に駅のホームを歩いていた時のことです。

 

 

 

 


適当に書いたレポートを、ぽいっと提出して、

 


大学辞めたいなぁ、とか思いながら

 


駅のホームを歩いていました。

 

 

 

 


大量の大学生が大学の方に向かっていました。


きっと彼らには今からテストがあるのでしょう。

 

 

 

 

その流れに逆らって歩いていると

その中に自分と同じ方向を向いている人を何人か見つけることが出来ました。

 

 

 

 


1組のカップルと、それと僕と同年代くらい男の人です。

 

 

男がカップルの横を、するり、と抜いていきます。

 

 

 


僕はこの人に負けちゃいけない。

 

 

 

なぜか、そう思って、この人について行くことにしました。

 

 

 

ホームの橋から橋まで歩くつもりなのでしょう、

 

どんどん進んでいきます。

 

 

 

 

 


だんだんと、歩幅が短くなってきて

 


その男はホームのベンチに座りました。

 

 

 

 

 

 


よし、勝った!


こうなったら俺は1番前まで行ってやろう!

 

 


さらに先の方を見ると

 

疲れきった顔をした1人のサラリーマンが、また別のベンチに座っていました。

 

 

 

 

歩幅を広げて、またさらに前に進むと

 

 

向こう側の階段から

 

 


また別の男が降りてきて

 

 

ホームの先頭に立ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんなんだこいつは、、、

 

 

 

 

 

僕が歩いてきた方向とは、
全く逆の方向から突然やってきて、

 

 

 

 

 

のほほんとした顔で次に来る電車を待っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

お前はこいつには勝てねーよ。

 

 

 


誰かにそう言われた気がしました

 

 

 

 

 

終わり(ᵔᴥᵔ)